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いねす、恋しや、ほーやれほ。
昨夕16時半、日曜夜22時過ぎに救急でいねすを診察してくださった獣医さんとクリニック前で待ち合わせし、いねすの遺体を荼毘に付すため預けてきました。
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いつもの、数時間前にもお世話になった診察台の上に横たわるいねすさん。
本当に最後のお別れになりました。
最近の仏蘭西において日本國の習慣と大きく異なることは、土葬ではなく荼毘に付すことを選択した場合、獣医さんにその旨を話すと、先ず獣医さんが動物の遺体を預かり、専門業者に委任するシステムが浸透しつつあり、私共も一家から初めての帰天者を出したことでそのシステムにあずかることになりました。そんなこともよくわからないまま、昨日はいねすの遺体を一刻も早くナンとかしなければならないと革命記念日の祝祭日であるにもかかわらず、午後になってやっと獣医さんに電話相談することを思いついた次第。聡明ないねすと異なり、まこと、蛍光灯脳みそ夫婦のココんちの♂♀であります。祝祭日の午後に獣医さんから同日午後4時半に待ち合わせと提案されたことだけでも日頃の仏蘭西びとの性格を知る者には奇跡に思えました。

時間ごとにいねすの遺体のお顔周りだけでも少しずつ変化しているように思えたので、獣医さんからクリニックで荼毘に付すのではなく、業者委任の形でおそらく引き取りは明日、遺灰が戻ってくるのは15日ほど後であり、きょうはいねすを涼しい場所に安置するだけだと説明され、いねすを置いて、その場を離れてからどういうわけか先ずは安堵、ほっとした気持になりました。が、数分後、帰宅して、昨日まで生きていたいねすが暗い安置場所(おそらく冷蔵庫の中)に閉じ込められているのかと思うと胸が苦しくなりました。私のそんな様子を察するとココんちの仏蘭西びと♂が必ず「いねすの魂が抜けた身体だけがそこにいるのだから」と慰める繰り返しの日曜午後となりました。

いねすのことで今年の革命記念日も、ワールドカップ決勝も、革命記念日夜の花火も私共にとってなんら興味のないものに化けてしまいました。

いねすの遺体さえココんちからいなくなって、一夜明けた15日。
いねすの病室(=まい・こんぴーた部屋)には、昨日一日いねすのために焚いた白梅の薫りのお香の残り香だけとなりました。朝先ず目が覚めて、頭上にねっちん、右肩にちぐろ、胸の上にレア、左の腕そばに粒ピヲ、足元にぷぅたんを感じ取りながらも私はいねすを思い出しました。おとといまで同じように元気な猫たちに起床を脅迫されても、私は先ずこんぴーた部屋に行き、いねすに挨拶。雨戸を開けて空気を入れ替えながら、ご飯をせがむいねすにムースを出しました。いねすがあまりに私の手に絡むので上手にムースを器に出せず困ることばかりでした。
加えて、15日の朝、目が覚めて未だどこかウトウトしている時、遠くから猫の誰かがトイレで用を足し終えて、砂をかいている音が聞こえて来ました。いねすのクセを思い出しました。それはいねすがどういう理由だか、トイレで大きい方をし終えると、砂ではなく、猫トイレのカバーを数分に渡って引っかくクセです。独特の音が家の中に響き渡りますが、誰もが「ああ、いねすが大きい方をしたんだね」と気づき、ほぼ同時にアノ臭いが私たちの鼻に届くこともありました。最後の一週間、いねすが上手にトイレに出入りできなくなったことで、猫トイレのカバーを取り外してしまい、恒例の引っかき音を聞けなくなってしまいましたが、今は本当に二度と聞けなくなってしまいました。

昨日、いねすが未だココんちに横たわっている時から、いねすの身辺整理など行ない、いねすのご飯、お薬、介護用品を見てはつらく思ってしまいましたが、いねすの遺体さえココんちからいなくなったきょうの朝になって今年2月にいねすの病気がわかるまでいねすが身につけていた首輪を見てしまいました。
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どうも私の目頭の働きと涙の分量が不具合を起こしたようで、目頭がイタ痒くなりながら、涙が噴き出てしまいました。いねすの首輪だけがココんちに残りました。

ペットロスという言葉をしばしば見聞しますが、ぢわぢわぁと数日かけて大きく重くなるものなのかもしれませんね。

今朝はいねすの2002年からの写真記録もおさらいしていますが、写真撮りの難しい黒猫だけにいねすの写真は他猫に比べ数少ない・・・むしろ、今年2月以降の病床写真ばかり大変な量です。ヒトというか愚かな私を実感し、情けなくなっています。

いねすが恋しくてなりません。


それでも、どこかこのままぢゃいけないと言い聞かせる自分がいて、今朝はくだらないことですが、WiiFitの家族からいねすを省き、これまで数制限で登録できなかった粒ピヲを登録しました。ピヲは今、この世で生きているココんちの家族ですものね。うん。


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le 15 juillet 2014, Bonaventure
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by macocotte | 2014-07-15 17:21 | いねすネネネネねねねのね | Comments(6)
Commented by jupi at 2014-07-15 21:49 x
はじめてコメントします。

悲しくて、寂しくて、恋しくて・・・よく分かります。
今は首輪だけになってしまいましたが
すぐ近くでイネスちゃん甘えていてくれてますよ。

私も最後まで頑張ったイネスちゃんの事はわすれません。
早く元気になってくださいね!



Commented by macocotte at 2014-07-15 22:24
☆ jupiさま、はじめまして。

コメントに感謝です。ありがとうございます。
きょうはたまたま買出しの日で、いねすのためのご飯や介護用品を
買い足す必要がなくなってしまったと実感し、涙目になってしまいました。
一方で昨日までの涼しさと変わってきょうは快晴、気温も急上昇しているので、
神さまは猛暑になる前にいねすを招いてくれたのかしら?と思ったり。

いねすとの12年間は長いような、短いような・・・
いろいろいねすとのことを懐かしんでいる今日です。
Commented by morigurasi at 2014-07-16 09:26
時間が癒してくれる。それしかないと
私は思いながら日を送りました。でも本当にしばらくは悲しくて。
どうぞ元気を出して。他のねこちゃんもいることだし。
それにしてもいねすちゃんはそんなに愛されて幸せでしたね。
Commented by きこり at 2014-07-16 14:24 x
思わず、涙があふれてしまうものですよね。
私も、そーやが亡くなってしばらくしてから、連日通った動物病院の前を運転していたら、急に涙が出て我ながらびっくりした覚えがあります。
ま・ここっとさん、涙があふれた時は思いっきり泣いたらいいんです。
涙と時間が、哀しみを癒してくれます。
ゆっくりとお別れしましょう。他のにゃんずのためにもきちんと食事をとって元気でいてくださいよ~
Commented by macocotte at 2014-07-16 15:20
☆ morigurasi さま

コメント、ありがとうございます。
本当にそうですね。時間が癒してくれる、本当にそうです。
未だたった3日目なので先週の今日は・・・と振り返ると涙がこぼれてしまいます。
自分にとって今や習慣になっていたことが突然失せてしまったので
私の心身が新しい生活に追いつかないように思えます。

いねすは顔が不細工でしたが、仕草や発想がとても女の子らしくて
かけがえのない長女猫でした。寂しいです。
Commented by macocotte at 2014-07-16 15:25
☆ きこりさま、

今まで応援してくださいましたこと、本当に感謝です。

今朝はぷぅが早くからいねすを探していました(下品をおゆるしくださいますなら、
ぷぅといねすは今で言うセフレでありました)。

今、ココんちにいる家族は皆、きちんとご飯を食べていますが、
ふといねすの最期の苦しみを思い出しつつ、今のいねすは
空腹も痛みも悩みもないところで休息しているのだなあ、と
実感していたりもします。

ココんちの猫たちは供養ではありませんが、連日、いねすが
消費しきれなかった猫ムース缶詰を食べています。
この世の日常は変わらない・・・ただいねすだけがいなくなってしまった。
しゅぅうううん
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