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ねっちん、猫生のラストスパアト。
たぶん、めいびぃ、ぱはっぷす。
ねっちん、猫生最期の力走に入りました。
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ねっちんの闘病生活をココに書き始めたらキリがありません。
一週間くらい前から水を飲んだ後、大きな声で泣くようになりました。きっとお水がのどを通ると何か痛みや飲み難さがあってのサインなのかもしれません。
そして、先週末くらいから食が細くなりました。でも、朝とお昼過ぎと日に二度のご飯タイムには他の猫たちと一緒に動き回り、きちんと自分の食事場所でご飯に口をつけ、食後はお水を飲んで「〆」ていました。「いました」と過去形なのは、この習慣を守ったのは昨日、6月9日の午後、日に二度目のご飯まで、だからです。

昨日午後3時頃だったか、リビングの椅子で居眠りしていたねっちんの口から血がこぼれました。吐血なのか、それともガングリオンが破裂したのか、それとも痩せたせいでねっちんの丈夫すぎる歯が口腔内を傷つけたのか、私にはわかりません。ただ、いねすが亡くなる直前に吐血した様子に比べると、量も少ないし、噴き出る勢いもありません。それから30分くらい、ねっちんは静かに横たわっており、私が赤ちゃん用の精製水でねっちんの口周りや前足を拭き、やわらかめの毛ブラシで身体にあてるといつもどおりのどを鳴らし、穏やかになりました。

昨日の午後はこんな様子で、私というもんは情けないことに「寝ずの看病」ができないタチなので、昨晩もいつもどおり就寝。眠りが浅い周期に何度かねすとおるの鳴き声が聞こえた記憶もあります。ああ、水を飲んだのだなあ・・・と脳内でつぶやきながら、またも深い眠りに入ってしまう私。今朝は午前6時あたりに起床すると私の枕もとに血が混ざったよだれの痕がありました。ねすとおるが私の枕もとにいた証拠です。猫は夜行性ですから、ヒトが寝ている間に「完全なる猫の世界」を楽しんでいることは猫と共生しているヒトなら感じ取っていると思われます。私が寝床から出ると、寝室にも廊下にもぽたんぽたんと血痕がいくつか床にあり、ねすとおるがこのひと月気に入っている寝場所にも血のまざったシミができていました。ねすとおる君、夜中にかなり歩き廻ったと思われます。

さて、きょうの朝。
いつもどおり私が起床してすぐ猫ごはんの準備に取り掛かりました。その準備中、台所とガレージを結ぶ扉を開けると、猫たちはガレージに飛び出てそれぞれ運動を始める習慣があります。今朝もねすとおるはそのとおりに動きましたが、まもなくして台所に戻り、リビングの椅子の足元で横になってしまいました。「動くのは難しい」という感じがひしひしと私にも伝わってきました。(とかなんとか書いたところで、それは私の心象に過ぎず、猫の真意は決してわからない。それが本当にくやしいのであります)

昨日午後のねすとおるの口腔内で異常があったことはわかっているし、朝一番でココんちの床の方々に色が薄いとは言え血痕があったことも事実なので、きょうの朝はねすとおるにご飯を出すのを止めました。お水はいつもの数か所にいつもどおり置きました。昨日、驚いたことは猫自らの自己治療と言うか、喀血後しばらくじっとしていたねすとおるが一時間ほど後に水飲みを始め、口腔内を洗ったのです。器の中に血を見つけたらすぐ水を取り替える繰り返しとなりましたが、たぶんねすとおるはそうすることで口の中をそれなりにきれいにしたのでしょう(これまた、私の想像、妄想にすぎませんが)。

兎にも角にも、きょうの朝はリビングの椅子裏からねすとおるを抱きかかえ、彼がココ数日気に入っている東の窓辺に移動させました。それが上の写真。そして、こちら ↓ が今さっき。
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なぜ「今さっき」なのかと申しますと、この写真を撮ってすぐ、私が調理準備で台所に移動したら、ねっちんもココから飛び降りて台所に来てしまったから。

正直、ココ数日、ねっちんの安楽死を実行しようかと脳をよぎりますが、このようにねっちんは今も自分の腹筋とお腹で昇り降りをするのでまだ別れは早いというか、私が決めることではないように思うのです。きょうもこれからもしお腹がすいたらおそらくねっちんは何らかのアピールを私にするでしょうから、そうなったらムース缶をピペットであげてみましょう。なんでフランスにはちゅ~るがないのだろう・・・と昨日から悔しく思っていたりもしますが。
兎に角、今年の二月だったか、ねすとおるが獣医さんに見放された時に獣医さんが今後は彼の好きな通りに、とおっしゃった言葉のとおり、ねっちんとこれからも穏やかに時を過ごすことにします。



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  le 10 juin 2019, Landry




# by macocotte | 2019-06-10 17:57 | ねねね、ねすとぉっっ! | Comments(0)
ねっちん、5月24日17時ですよ。
こんにちは2019年5月24日。
ねすとおるをココんちに迎えたのが2005年5月24日ですので、14回目の記念日を迎えました。いえ、迎えることができました。
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昨年11月末に獣医さんから肝臓近くに腫瘍が存在することを告知されて以降、闘病中のねすとおるです。今年3月には明らかに様態が急変し、獣医さんからは手の施しようがないと宣言され、私も日々覚悟が続いてはおり、毎朝、目覚めて、そばにねすとおるがいると「ああ、生きてる。良かった。ほ」とするのが日課になっています。

しっかし、なんだろう? ねっちんは確かに片手でひょいと持ち上げられる体重になりましたが、毎日2食をもりもり食べ、お水もよく飲みます。ありがたいことです。今年は2月の終わりに無事、お名前記念日を迎え、急変後の峠を越えてからずっと私は5月24日の記念日をねっちんと今年も一緒に迎えられますように、と祈ってきました。今日、こうしてねすとおると一緒に記念日を迎えられたことは奇跡にさえ思えます。

この一か月近く、ねっちんはこの場所を好むようになりました。こんぴーた部屋の机の右横、西日がさす窓辺です。ご飯、用足しで動く以外、ほとんどココにいると言っても過言ではありません。たまに私に声をかけて、私の椅子に飛び乗り、甘えてきたり、さらには机、本棚と次々飛び乗り、棚上段の段ボールハウスまで行くこともありますが・・・でも、朝から翌朝までねっちんはほとんどココだなあ。
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先週末など冬の寒さに戻ったこともあり、この窓の下にある暖房がゆるく入っていることもねっちんが好む理由のひとつではないかと思います。ご覧のように椅子なので、椅子の4本脚に囲まれるように段ボール箱が置いてあり、そちらの常駐はぷろすぺえるです。傍で見ていると二階建てのアパアトみたいです。

兎にも角にも一日二食、朝食後に痛み止めの錠剤一錠。これ以外はねっちんの好きなように、ほぼほっぽらかしの毎日です。よだれが垂れたら、私が拭う。これも日常。

こんな感じでねっちんと過ごしています。

ねっちん、14回目の記念日を一緒に迎えることができたね。
ありがとね、ねっちん。




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  le 24 mai 2019, Rogatien




# by macocotte | 2019-05-25 00:51 | ねねね、ねすとぉっっ! | Comments(0)
ねっちん、春が来たよ。
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4月18日の朝、ねっちんがどろっとしたよだれを垂らし始めたので、動物病院に行ってまいりました。
私が勝手に以前の、いねすの闘病を思い出し、いねすがよだれを垂らすたびに二本の注射を打っていただくとケロっと元気になっていたことを思い出したので、こいつぁ、ねっちんにも注射が効き目あるのでは?と想像したからでした。

正午少し周って、ねっちんの番となり、いつもの女医さん。
のどの右側にガングリオンができているので、そのせいでよだれを垂らし始めたのです、とおっしゃる。さらにはもうねすとおるには奇跡はないし、獣医として手の尽くしようがないので、日に一度の痛み止めの錠剤投薬を今までの1/2からヒト粒にしてください、と、それでオシマイ。いねすの注射の話をしたら、この錠剤と注射の液体は同じものなのでねすとおるには注射しないとのこと。

ふむぅ。

昨日のねっちんの体重は3.1kg。前回の診察時より500gくらい減量。

昨日の朝のねっちんはご飯もしっかり食べ、毎度のことながらぷろすぺえるのご飯を横取りするほどの勢いでした。流石に昨日の午後のご飯はあまり口をつけませんでしたが、錠剤を一粒飲ませ(つまり、昨日は1.5錠痛み止めを飲んだことになる)たら、ほどなくよだれはピタリと収まり、夕方6時過ぎには私のヨーグルトをかなり舐めてくれました。夜から今朝までは私のそばで就寝し、いつもどおり、いつもの時間には私のそばにぺっとり座り、私を起こしました。朝食もきれいに。お薬は一錠投薬。その後もしばらくよだれが出ましたが、ただ今(午前11時手前)にはよだれは止まり、私のそばでうとうと眠っておりまする。

・・・以上、きょうのねすとおる。
ですが、つくづく思うことは、猫はもう少し犬のように痛みや不自由さを飼い主にアピールしてくれぬものか、ということです。おそらく獣医さんがおっしゃるとおり、ねすとおるは手の施しようのない病状ですが、今のところのねっちんはかつてのいねすに比べるとまだ元気に見えます。よだれも無臭で、口腔内のニオイは元気な猫と同様なのでいねすの時と明らかに異なります。

ねっちんのこれからについてモヤモヤと不鮮明なことばかりで、闇の中だか、深い靄の中を一緒に歩を進めるのが私の役割だと思います。それしかできなくて心苦しいですが、しかたありません。ねすとおるをココんちに引き取ったのが2005年5月24日なので、今年も一緒にお祝いできますように。


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  le 19 avril 2019, Mappalique




# by macocotte | 2019-04-19 17:58 | ねねね、ねすとぉっっ! | Comments(0)
2019年度、ワクチン接種「春」
アレ から一年。
今年は3月20日にココんちのワクチン接種第一弾「春」を迎えました。
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いつもの動物病院で、いつものワクチン接種でしたが、今年はねっちんが不在。はい、先日、ココでお話ししました通り、ねっちんは終末期の可能性が高いので、先生から今年はワクチン接種しなくてよいと言われたのです。だから、今年のワクチン第一弾はぷぅとちぐぅの二猫となりました。

上に貼った写真ですが、動物病院の待合室で、私以外のヒトが6人。動物がココんちの2猫含めて5頭おり、なんだかいつもと違い、待合室が狭く感じました。昨年末までこの動物病院には3名の獣医師がいましたが、どうもお一人が辞めたようで、以前に戻り、獣医師であるご夫妻のみの医院となりました。が、そのご夫君は牧畜が専門なので、医院より周辺の農場を巡回し、牛馬羊などを診察しており、医院には奥様のみ。20日午前も奥様お一人で診察していたようで、予約時間通りに事が運ばなくなっていました。

待合室で私の前にはシーズー犬を抱きかかえた30歳前後くらいのムッシュウがおり、その犬はヒトの赤ん坊のように仰向けに丸まり、ムッシュウの両腕にすっぽり収まっていました。その犬を見つめるムッシュウの横顔が悲しそうで、思いつめているようにも見え、その犬への愛おしく思う気持が鈍感な私にも感じ取れました。でも、その犬がほとんど動かず、まるでぬいぐるみのようでもあり、私は呼吸をしているのかどうか心配になりました。ムッシュウが先生に呼ばれるまで、気のせいかもしれませんが、その犬の足と尻尾がかすかに何度か動いたように見えました。

ムッシュウが犬を抱えたまま診察室に行き、彼が不在となった待合室では人々が小声でムッシュウが愛犬の安楽死をお願いしに来たんだよ、多分・・・と口にし始めました。私もなんとなーくそんな予感がしましたし、ココんちには終末期であろうねすとおるがいるので、近いうちに私もねすとおるを彼のように抱き、同じ先生に安楽死をお願いするのかもしれないと想像してしまい、本当に辛くなりました。

で、その時点で既にお昼手前。ココんちの猫のワクチン接種のための予約時間を既に過ぎていました。お昼の準備もあるし、私自身お腹が空いてきたので、少し考えて、ココんちの猫は病気ではなくワクチン接種のための来院なので、午後か別の日に予約を入れ直した方が色々スマアトだと思い、変更してもらおうと受付に行きましたが、受付は無人。しばらく受付前で待っていると、診察室の扉が開き、先ほどのムッシュウが空のキャリーバッグを持ち、彼の後ろには真新しいホームベース型のダンボール箱を抱えた受付の秘書さんが出てきました。先ほどまで待合室でムッシュウの腕の中にいたワンちゃんがおそらくあのダンボール箱の中にいるのだと想像してしまうと、私は一層辛くなりました。結局、この日は就寝するまでずっとムッシュウの思いつめた横顔と腕の中で静かにしていたワンちゃんのことばかり私は考えていました。一夜明けて、こうしてタイプしながらも、昨日の、たった30分ほどの時の流れを思い出すと目の当たりに涙が噴き出てしまいます。

こういうこともあったので、受付で「うちは近所だし、ワクチンだから、改めて参ります」とお話したら、ありがたいことに2猫を預かってくださり、午後3時頃に引き取りに、と提案されました。先生からは小声で「(気を使ってくれて)ありがとう」と言われもしました。もしワクチンではなく何かの病気での訪問だったら私も黙って待ち続けたでしょうけれど。

で、午後3時にお迎え。
ぷぅたんは5.6Kgで、前年より100g減、一昨年と同じ体重。
ちぐろは5Kgちょうどとのこと。だとすると、去年より300gも太っているではありませんか。あらまあ。

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二猫共、触診で異常無しだったそうです。
そして、ぷぅたん。
なんと今までの健康手帳のワクチン記録欄が満杯となり、めでたくも二冊目の発行となりました。上の写真の中央が新しい手帳で、その下の緑色がぷぅたんが手乗りグレ猫だった時からの初代健康手帳。もちろん南仏時代にこさえたもんです。

以上、2019年春のワクチンデーにあったことでした、まる

le 21 mars 2019, Clémence




# by macocotte | 2019-03-21 18:15 | La solidalite 連帯ココんち | Comments(2)
その名は、ねすとおる Nestor !
蓋の取っ手が壊れたことをきっかけに、十年ぶりくらいに猫トイレを買い換えました。

その名は、ねすとおる Nestor !_b0051172_20532988.jpg
三匹の黒猫に見えますが、一匹はグレ猫でごわす。
この商品ですが、その名は Nestor。 そう、ねすとおる。ココんちのねっちんと同じ名前なのです。

その名は、ねすとおる Nestor !_b0051172_20550956.jpg
なんという偶然でしょう。

で、ココんちのねっちん。退院二日目。
いつもどおりに過ごしています。
今のねっちんにはその「いつもどおり」が何より一番、しあわせなことではないかと私は思うようになりました。

さあて、猫の午後のご飯の準備をせねヴぁ。


le 13 mars 2019, Rodrigue



左上に、Nestor 。なんだかかわいいにゃ。
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# by macocotte | 2019-03-13 20:58 | La solidalite 連帯ココんち | Comments(4)